半導体用語集

インターネット

英語表記:Internet

 現在のインターネット革命(1991年以降)は、19世紀末の鉄道革命、1920年代の自動車革命に匹敵する、あるいはそれらを上回るほどの社会的インパクトがあるものと予想される。インターネッ卜とは、ほぼ全世界にまたがるコンピュータネットワークの集合体を指し、郵便、電話網に次ぐ、人類史上最大級のコミュニケーションネットワークでもある。一元的に管理する政府や特定の機関はなく、技術や資源など様々な角度から管理運営する多くの任意団体によって運営されている。
 1969年に始まった米国防総省による異種コンピュータ接続による実験ネットワーク(ARPAnet)がその起源である。「ネットワークは信頼できないものである」という前提に立ち、攻撃などにより通信網が部分的に破壊されても、機能を維持できる分散型ネットワークの必要性から構築されたものだった。一つの経路が遮断されても、他の経路を探して目的にたどり着くパケット交換技術を採用し、すべての接続されたコンピュータが相互通信できるように構築された。その後学術研究開発用に転用され発展した。インターネットに対するニーズが高まるにつれてビジネス向けにも開放されるようになり、商用インターネットサービスが普及したことにより、個人ユーザーが爆発的に増加した。
 インターネット革命のプロセスは以下のように進行中であると考えられる。第一に、PCの普及拡大である。ムーアの法則に従った半導体技術の進歩により、PCの処理能力が飛躍的に増大すると同時に劇的な価格下落が起きた。第二に、通信網・通信機器の発達である。技術革新により、大容量でかつ高速の情報伝達が可能となりつつあり、また、規制緩和により、通信コストの大幅な低下が進んでいる。電話回線、CATV網、衛星通信網がそれぞれ広帯域化している。この結果、インターネットのインフラは整いつつある。第三に、インターネットの入口としてのポータル企業の飛躍である。情報を集約する機能を持ち、新しい広告媒体として登場している。また、ショッピングモールなどの構築で参加企業を増大させている。第四に、電子取引企業の相次ぐ誕生である。企業間取引、消費者向け取引などの電子商取引が増大しよう。


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