半導体用語集
共同開発
英語表記:collaboration
半導体における研究開発コストも年々増加傾向にある。技術面で、要求されるブレークスルーがより高度化しており、より時間、労力を必要としている。これに加えて、評価用装置などの設備投資負担、ウェハなど試作用の材料コストも上昇する傾向が続いている。年間数100億円規模の研究開発費を単独の会社で捻出することは困難となってきている。この問題を解消することは、勝ち残りのためには避けられない。
この状況に対して、合併など資本関係を構築することで解決を図ろうとする企業がある一方で、資本関係のないやや緩やかな提携によって、他社と共同開発を進めようとする半導体メーカーが増えている。代表的事例は、DRAMのトレンチ技術をベースとした0.25µmプロセスを対象にしたIBM、東芝、シーメンスの共同開発があげられる。スタック技術全盛の環境下で、同連合は、トレンチ技術を利用したキャパシタ開発に成功した。その結果として、競合他社に対しても、チップサイズの小さい競争力の高い製品を供給することが可能となった。1GDRAMを見据えた日系メーカー同士の共同開発の動きも活発化している。
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