半導体用語集

TQC

英語表記:Total Quality Control

 JIS Z 8101では「品質管理を効果的に実施するためには、市場の調査、研究・開発、製品の企画、設計、生産準備、購買・外注、製造、検査、販売およびアフタサービス並びに財務、人事、教育など企業活動の全段階にわたり、経営者を始め、管理者、監督者、作業者など企業の全員の参加と協力が必要である。このようにして実施される品質管理を全社的品質管理(Com­pany-Wide Quality Control、略してCWQC)または総合的品質管理(Total Quality Control、略してTQC)という」と定義されている。
 TQCの基本的考え方は1950年代後半、アメリカGE社のファイゲンバウム(V. A. Feigenbaum)によって提唱されたが、その後、この考え方を取り入れた日本で大きな発展をみせた。
 その特徴は人間性尊重と全員参加の基本方針を基に、経営者・管理者のトップダウンおよびボトムアップの改善活動を通じ、品質のデミングサークルを回すCS(顧客満足)向上活動といえる。
 デミングサークルは管理のPDCA(Plan-Do-Check-Action)の各段階を生産企業の立場でみたものであり(図1)、TQCの本質ともいえる重要な考え方となっている。
 日本で発展したTQCは1980年代になって、アメリカに技術移転され、マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(The Malcolm Baldrige National Quality Award ; 1988年施行)にみられるように、品質経営を軸としたトップ主導のTQM(Total Quality Management)として実施されるようになった。1990年半ばには日本でも従来のTQCをTQMとして再構築し、さらなる発展を目指した活動を展開している。

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