半導体用語集
世界市場
英語表記:world market
世界半導体市場のドルベースでの 1997年の伸び率は前年比4.0%増であった。1998年秋に行われたWSTS(世界半導体市場統計)の予測では、1998年は前年比10.9%減とマイナス成長になるとみており、その後、1999年は同6.6%増、2000年は13.6%増、2001年は16.2%増と回復基調が持続するとみられている。ちなみに、1998年の四半期ごとの対前期比伸び率は、第1四半期が9.0%減、第2四半期が 5.6%減、第3四半期が2.0%増、第4四半期が3.2%増となっている。
世界半導体市場は、いわゆるシリコンサイクルの影響を受けながらも拡大傾向にある。1985年に215億ドルの市場規模であったが、1994年には 1,019億ドルと大台を突破し、1995年には
1444億ドルに達した。1996年から1998年にかけて半導体業界は低迷期に入ったものの、1999年より回復に向かい、中長期的には年率10~20%の伸びが期待されている。
地域別にみると、1990年代以降、 安定して世界最大の市場は米国が堅持している。日本は1986年に世界で最も大きな市場であったが、円高による電子機器の海外生産シフトやコンピュータ機器のシェア低下、DRAMの価格下落による影響が大きく、一貰してその比率を下げてきている。1992年の世界市場に占める日本市場の比率は32.4%であったが、1997年は23.4%まで低下してきており、2001年には17.7%と世界四地域のうち最下位にまで落ちると予測されている。一方で、台湾、韓国、シンガポールなどを中心としたNIEs地域や、マレーシア、タイなどを中心とするASEAN地域は、円高以降進展した民生機器を中心とする日本からの生産シフト、コンピュータ、およびその周辺機器を中心とする欧米メーカーの進出、また地場メーカーの成長により、機器の供給基地としての地位を高めている。アジア通貨危機の影響はあったものの、基本的に世界市場への輸出基地としの役割は不変である。この結果、A/P(アジア・パシフィック)市場の構成比は、1992年には17.7%に過ぎなかったが、1997年には22.0%と欧州を抜いて第三位となり、2001年には24.8%と第二位の地位を確保するとみられている。
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