半導体用語集

自動化

英語表記:automation

 半導体製造装置における自動化は,1960年後半から始まり,当初はウェハ工程の装置が先行した。組立工程の装置(単に組立装置とも呼ぶ)も,1970年初頭頃より,マニュアルから自動へと機能を向上した。
 組立装置における自動化の目的は,変化している。最初は生産性向上,搬送,加工のスピードアップなどの,いわゆるハード面での改善が主目的であった。しかし,1980年代になると,装置の稼働状況を自動的に収集するなど,いわゆるソフト面での改善へと目的が移った。
 自動化の目的がハードからソフトに移行した背景には,SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)による,半導体製造装置における通信仕様の標準化があげられる。すなわち,1980年にSEMIによって,RS-232Cによるシリアルプロトコルの通信標準であるSECS-Ⅰ(SEMI Equipment Communications Standard-Ⅰ)が発表されたことが契機となった。
 現在では,半導体製造装置と生産管理側が通信でデータ転送することは一般化している。すなわち,半導体製造装置からは装置状態,加工情報,検査情報など,生産管理側からは各種プロセス情報などを相互に交換している。自動化は,えられる装置情報を効率よく分析し,適切に異常を監視したり、傾向を予測する。
 さらに,ウェハ工程の履歴情報として,ウェハ検査データを組立工程装置へ転送する,ウェハマッピングのSEMIにより標準化された。



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