半導体用語集

英語表記:copper

従来アルミ配線が主流であったが、配線の低抵抗化、マイグレーション耐性の向上という観点からデバイス性能向上のため銅配線が検討されるようになってきた。しかしながら、銅の工ッチングはきわめて難しいことが知られている。 つまり、塩化物もフッ化物も蒸気圧が高いため反応生成物が揮発せすエッチングが進行しない。 そこで、
基板を200~300℃に加熱してエッチングする高温エッチングが用いられる。200℃以上に加熱された電極上でイオン衝撃を受けながら銅のエッチングを行うと反応生成物が蒸発し、方向性エッチングが実現できるという報告がある。 しかし、このような高温でエッチングするためレジストマスクは使えず、酸化膜などのハードマスクとな る。 高温エッチングにおいてもイオンによる衝撃は必要となるため、マスクに対する選択性は低い。 その他の方法として、赤外線などを照射すると高速エッチングが実現できるという報告もあるが、 そのメカニズムは理解されておらず、単なる表面加熱ではないかと考えられている。最近では、負塩素イオンによる不揮発性材料のエッチングも検討されており、有望な結果がえられつつある。しかし、 いずれにしても銅の反応性エッチングはきわめて難しく、仮にエッチングできたとしても高コストプロセスとなるため、現在ではダマシンプロセスが主流となり、工ッチングの検討はそれはど活発ではない。



関連製品

銅エッチングソリューション市場規模、シェア、動向、需要、機会分析、競争展望2032年

SurveyReports.jp

当レポートでは、世界の銅エッチングソリューション市場の促進要因を分析し、デバイスサイズ、デバイスタイプ、地域別の市場動向展望(2024-2032年)、主要企業のプロファイルなどを調査しています。

半導体/電子部品/MEMS › 半導体 › センサ


ダイレクトボンディング銅基板の市場規模、シェア、動向、主な推進要因、需要、機会分析、競争展望 2032年

SurveyReports.jp

当レポートでは、世界のダイレクトボンディング銅基板市場を分析し、装置規模別、装置タイプ別、地域別(2024年~2032年)の市場動向の見通しや主要企業のプロファイルなどを調査しています。

半導体/電子部品/MEMS › 半導体 › センサ


会員登録すると会員限定の特集コンテンツにもアクセスできます。