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エッジデバイス向けオンデバイス学習AI アクセラレータとCPU コアの開発

グローバルネット株式会社
最終更新日: 2024年08月28日

ローム株式会社、西山 高浩

半導体エッジデバイス

基本情報

 近年 エッジシステムやセンサ/モータ制御に近いエンドポイントなど、下位のシステム上のデバイスにAIを実装した組込みAIシステムが注目されている。クラウドではなく、エッジ側デバイスにAI機構を組み込むことで、通信量が少なくなりネットワークコストが低減、生データの送信が不要になりセキュリティ向上、通信レイテンシや消費電力低減などの効果が得られる。
 組込みAIは工場装置の異常検知やIoTデバイス、家電、ヘルスケア用品、監視カメラなどに組み込まれ、ワーニングを出す用途に需要が高まっているが、推論はエッジ側デバイスで実行できるものの学習には多大な演算が必要であり、事前にクラウドで学習する必要があり、学習のためにネットワークとクラウドの構築が必要となり、異常時の教師データを事前に集める必要があるといった問題点がある。
 オンデバイス学習という技術を用いることで、エッジ側デバイスで学習を行うことが可能となり、これらの問題点を解消できる。我々はオンデバイス学習のアルゴリズムをハードウェア化したAIアクセラレータを開発し、ソフトウェアに比べて1000倍高速に学習演算を実行できるようにした。小型CPUとAIアクセラレータが搭載されたデバイスを用いることで、数10mWの超低消費電力で様々なエッジ/エンドポイントでの学習が可能になり、スタンドアロンの故障予知を実現できる。また、組込みAIシステムはもちろん、様々な環境で使われるエッジ側デバイスを低コスト化するためには、小型CPUが不可欠です。我々は多様なアプリケーションに対応できるように、8bit/32bitの小型CPUを自社開発することにした。開発コストはかかるが、自社開発のメリットを重視した結論であり、ライセンス料やロイヤリティが不要で自社の製品ターゲットに合わせたカスタマイズが可能車載向けなどの品質担保が自社責任で行える。

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グローバルネット株式会社

業種:産業用電気機器  所在地:東京都 中央区港 1-2-10 堀川ビル6F

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グローバルネット株式会社(GNC)は出版やセミナーを通して、半導体やフラットパネルディスプレイの情報をタイムリーに提供することを目的に1990年に設立しました。そして2020年には創業30年を迎えます。
1994年にCMPプラナリゼーション委員会の事務局として活動する機会を経て、会員の皆様にCMP向け層間絶縁膜用テストウエハの提供を始めたことがきっかけとなり、テストウエハの試作・加工ファンドリビジネスに参入、事業化を致しました。

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