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[TEM]透過電子顕微鏡法

財団法人材料科学技術振興財団
最終更新日: 2025年01月21日

(S)TEM : (Scanning)Transmission Electron Microscopy

TEMは、薄片化した試料に電子線を照射し、試料を透過した電子や散乱した電子を結像し、高倍率で観察する手法です。

■長所
・サブナノレベルの空間分解能で拡大像が得られ、試料の微細構造・格子欠陥等を観察・解析可能
・試料の結晶性を評価し、物質の同定を行うことが可能
・FIBで試料作製することにより、デバイス内の指定箇所をピンポイントで観察することが可能
・オプション機能を組み合わせることにより、局所領域の組成・状態分析なども可能

■短所
・試料を薄片化する必要がある(一部の試料において薄片化が困難な場合もある)
・単原子を見ているのではなく、試料の厚み方向(通常約0.1μm厚) の平均情報を映し出している
・試料加工および観察により、試料が変質・変形することがある

基本情報

○適用例
・各種形状・形態の観察、微粒子の三次元形状評価
・各種寸法評価(積層膜厚・寸法(ゲート長)など)
・結晶欠陥(転位・積層欠陥・粒界・析出物など)の観察
・結晶性評価(配向性・結晶化度・結晶粒サイズなど)
・特定箇所の故障解析(不良の原因究明)
・異物の評価(形態観察・EDXによる定性分析など)
・応力・歪みの評価など

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取扱企業

財団法人材料科学技術振興財団

業種:試験・分析・測定  所在地:東京都 世田谷区喜多見 1-18-6

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